KX85のKYB
東金のバイク店からKX85のリアサスペンションの依頼があり、分解しました。
アルミシリンダーのため、摩耗が進むとオイルが真っ黒になります。本当に墨汁と言った様相です。このダンパーは全ての消耗品が交換できます。気になるのは、自由長、ストローク長に対して伸び切時の勘合長です。もっと長い方がガタも少なく動き出しも滑らかになりますが、自由長は制約がありその中でストローク長を多く取ろうとすると、自ずと各部の寸法が決まります。
この個体は以前にオーバーホールを行った形跡がありました。他人の仕事を見ると思うことは多々ありますが、見られて恥ずかしくなく、むしろ丁寧で凄いと思われるような作業が出来るように、心がけます。