MT-01のリアショック仕様変更をすすめる
MT-01の純正リアショックのバネは仕入れた情報だと20Kgf/mm近い値だそうです。オーリンズは160Nm(16.3Kgf/mm近辺)で、それでもまだ硬いと感じました。
預かった車両はマフラーが純正。ホイールはマルケズィー二です。バネ上は極端に軽くなっているわけではないため、やはり純正状態は硬いと想像します。残念な事に純正ショックで試乗した経験がなくその評価はできません。
オーリンズの160Nmが硬いのは間違いないのですが、それはバネだけとは思えませんでした。減衰力もかなりしっかりしているので、それも改善の重要な点です。それはどの様に判断できるのでしょうか。
答えは簡単でバネを140Nm、120Nm、110Nm、と試してバネと減衰の役割を完全に分離して初めてわかります。
もちろん経験によりかなりの部分は判別できるのですが、最後の最後は実際に試さなければ理解できません。そういった事情から今回はバネだけで4種類、減衰は3種類の内部設定順番に試乗して最終的な仕上がりを決定できました。
フロントの改造と相まって、とても楽しいバイクにできました。
MT-01の仕様変更は今後2~3回にわたり続けますので、今回はこれにて終わりです。動画でも最終仕様とその手前の仕様を話しますので、楽しみにしてください。