二つのレース
先週は56レーシングの鈴鹿サンデーロードレースと、茂木ロードが重なりました。
私は柏で電話、メッセージでティームから連絡をもらい対応しました。鈴鹿には当社に在籍していた大槻が参加していた為、現場の細かいセッティングに関しては心配の必要がなく、茂木の松山選手が乗るNSF250Rのセットをライダーと中野監督の両者から聴き取りをし、方向性を伝えていました。
NSFのフロントはかなり良い感触を得られたそうですが、リアが決まらずにアレコレ試す中、最後は車高を変える提案をしました。走った印象はまだ確認していませんが、三位はティームとってもライダーにとっても満足の行く内容ではないともいます。リアのフィーリングがもう少し改善させられたら良かったと、今更ながらに脳内でセットを変更しています。
松山選手は日本GPと併催されるATCを走るため、その練習も兼ねた参戦でした。今回の内容、結果はきっと彼の危機感を煽り、次のレースではもっと成長してくれると思います。
鈴鹿サンデーロードレースを走った二人のライダー、田中選手と梶山選手については、当社のfacebookに簡単な感想を書き記しましたので、興味をお持ちの方はそちらをご覧ください。
今年、この両者について感じる点はその成長ぶりです。
私も人のことを叱るほど立派な人間ではありませんが、立場上、必要にかられその役を演じなければなりません。今年の春に鈴鹿サンデーロードレースをサポートへ行った際、二人のライダーに危機感が無いと言う事で、夜の食事会において少々きつく、その行動を戒めました。
梶山選手はその次の日から行動を変え、それが直ぐにタイムとレース内容に反映されました。
田中選手はその時点においては、意味を理解できていなかったように思います。彼は梶山選手よりも3歳若い中学生ですから、それを理解するのにもう一戦必要でした。が、その理解に必要だった一戦でとても悔しい思いをしたようで、それ以降は取り組む姿勢が大きく変わりました。
埜口遥希君も出会ってから、5年が経ちました。彼の精神的な成長は著しいと感じます。大人だから成長しない、などと言う気は毛頭ございません。が、子供が大人になりつつある、その変革期の変貌っぷりは見ていて頼もしく感じます。
私の子供はまだ9歳と4歳なのですが、中学生から高校生になる大きな子供の成長を疑似体験させてもらえて、とても面白い時間を一緒に過ごせています。