鈴鹿入り
木曜日の早朝に出発し、無事鈴鹿サーキットへ到着しました。
私が関係する走行はJP250だけでしたので、その2本の走行を確認して、ライダーと話し合いを持ちました。一本目は調整なしで車両の状態とコースを把握し、そこからライダーの要望を確認し変更を加えます。
走行はS時の外側から観察しましたが、気になったのは走行ラインです。小排気量とはいえ、バイクは小さく曲げ早く起こして加速するのが基本です。しかし、松岡選手はS字の二つ目からバイクが寝っぱなしで次の左へ向けてのアプローチがし辛いように見えました。
ライダーに確認したところ、バイクの向きが変わり辛いと話すので、その問題点を分析してたうえで、担当メカニックの飯高さんとセッティングの話を進め、フロントのイニシャル、リアのイニシャルと車高を変更することにしました。さらに、コーナー出口でアクセルを開けるのを一瞬待ち、向き変えをしっかり行った上でアクセルを開けるようにと、こちらからも要望を出しました。
迎えた2本目の走行は大きな問題点は解消したようですが、相変わらずS字で向きが変えづらいそうです。そこで、問題はリアにあると目星をつけ、昨年と今年の動画を比較検証し、減衰のダイアルで対応する事を提案しました。
この後の午後に金曜日唯一の走行が控えています。ここでセットを詰めて明日の予選を迎えたいと思います。