2レース走行後の分解
今年は56レーシング様のほかに、数台のレースサポート業務を行っています。
56は車体造りからダンパーメンテ、セットアップ、車体メンテナンスなどの一部も手伝わせて頂いていますが、ほかに千葉県松戸市のドッグファイトレーシング様も、FGの開発で協力頂いています。
そのドッグファイトレーシングの折川様のFGが仕様変更で戻ってきました。筑波選手権と、全日本の2レースに練習走行を行っただけなので、オイルの劣化は少なくガスの混入もありませんでした。
以前紹介したブラダを用いるNSF250Rのリアダンパーと比較し、FGはフリーピストンを採用しているので、上記の点は非常に有利です。フリクションの問題はありますが、引き換えにしなければいけない点を考慮すれば、フリーピストン型のほうが総合点は高いと思いますが、部品点数、組み込み作業、位置決めなど量産には不向きな面もあります。決勝と予選でエア抜きとオイル交換を行うのであれば、ブラダも価値がありそうですが、普通はそのようなことは出来ないので、今年は56レーシング様のNSF250Rで試してみようかとも考えています。