R1300GSのローダウン”LTD”が完成
R1300 GS “LTDローダウン” 開発レポート
— 専用スプリングで -3〜-5 cm の安心シート高を実現 —
1. はじめに:なぜ R1300 GS は「あと少し」下げたいのか
BMW 伝統の水平対向エンジンを抱える大型アドベンチャー R1300 GS。
820〜870 mm(モデル別)の純正シート高はクラス比で低めとはいえ、身長160 cm 前後のライダーにはまだ不安が残ります。そこで当社は「フルコースの大幅ローダウンまでは要らないが、+αの安心が欲しい」というニーズに向けて LTD 手法(スプリング交換式ローダウン) を開発しました。
2. LTD とは? 旧来手法をアップデートした“スプリング式ローダウン”
項目 | LTD の考え方 |
---|---|
基本手法 | 専用レート/自由長のスプリング交換(車種によりフォーク突き出し併用) |
ねらい | 最低限のストロークを温存 しつつ足つきを確保 |
R1300 GS では? | フロント突き出し不可のため 前後とも専用スプリング で対応 |
3. 実車データ取り → Ver.1 スプリング完成
- モトラッド各店協力のもと車両を分解し、レバー比・純正ストローク・バネ定数 を測定
- その数値から「街乗り+ツアラーに最適な**-3〜-5 cm**」をターゲット設定
- 前後同時バランス を崩さないよう、ばね定数/自由長をペア設計
※ R1300 GS はショック脱着に専用 SST(BMW 設定工具)が必要です。
作業はディーラー様でショック単体を外していただき、当社が O/H&組替を行うフローになります。
4. 足つきイメージ & ラインナップ
下げ幅の目安 | 乗車身長イメージ* | ストローク維持率 | 推奨用途 |
---|---|---|---|
-30 mm | 165 cm〜 | 約 85 % | 街乗り+ワインディング |
-40 mm | 160 cm〜 | 約 80 % | ツーリング主体 |
-80 mm | 155 cm〜 | 約 60 % | 低速取り回し重視 |
* 体格やブーツ厚で前後します。実車試着はディーラー様ブースで順次予定。
- カラーオーダー可(ブラック・レッド・チタンコート風 ほか)
- 納期:ご発注後 4〜6 週間(国内製作・逐次ロット)
- 価格:最終調整中(6月中に正式発表)
5. 今後のアップデート
お客様のフィードバックを随時反映し、Ver.2/Ver.3 と改良予定。
「もっと下げたい」「積載時に腰砕けを減らしたい」など、ご要望をお聞かせください。
6. よくあるご質問
Q | A |
---|---|
車両預かりは可能? | 現状はショック単体送付のみ。車両丸ごとの場合は別途ご相談ください。 |
ディーラーに断られない? | 純正ストロークを残したスプリング交換なので車検・保証上は問題ありません。詳細はモトラッド各店に確認済みです。 |
オフ走行への影響は? | 最低地上高が 3〜5 cm 減ります。林道主体の方は-30 mm仕様を推奨します。 |
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「あと一歩の安心感」を R1300 GS に。
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