S/M1000シリーズ ローダウン紹介”LGN”の詳細
BMW S1000/M1000シリーズ統合|LGN ― 50〜60mm下げても走りが落ちない“本命ローダウン”
弊社のローダウンは大きく
LGN(Generazione Nuova) と LTD(Tradizione) の二系統。
LATも存在するが、今回の記事では触れない。
まずは、より“攻めた方のローダウン”──
LGN の全貌を紹介する。

1. LGN と LTD の違い ― 目的がまったく違う
✅ LGN
- 最大下げ幅を狙う(50〜60mm)
- 走りの質を落とさない、できれば上げる
- 前後ショックを同時に設計し直す
- 価格は高めだが、完成値は高次元
✅ LTD
- 下げ幅は3〜4cmほど
- 費用対効果優先
- 古典的な手法で確実に下げる
- 価格を抑えたい人向け
つまりLGNは、**“下げても速さ・質を失わない”**という矛盾に挑むパッケージである。
2. LGNで実現できる下げ幅 ― S/M1000系で50mm、条件次第で60mm
BMW SシリーズやMシリーズは
フロントストロークもリアストロークも大きく、車重配分もシビアなため、
中途半端なローダウンは走りを壊しやすい。
それでもLGNでは、
✅ シート高で 50mm 下げが標準
✅ 車重・用途・走り方を限定すれば 60mm も可能
これはS1000R/RR/XR、M1000R/RR/XRの6車種全てでほぼ共通だ。
3. LGNの手法 ― “前だけ・後ろだけ”はバランスを崩す
ローダウンというと、
- フロント突き出し
- リアのスプリングシート追加
だけで終える例を多く見かける。
LGNはその考えを完全に否定する。
✅ 前後ショックを同時に加工するのが絶対条件
理由は単純だ。
バイクの走りは前後バランスで決まるから。
どちらか一方だけを下げれば、
- 切れ込みが強くなる
- 旋回中の安定が落ちる
- 収束が乱れる
- コーナー出口で上体が引っ張られる
などの悪影響が出る。
LGNでは
“ローダウンで失ったストロークと姿勢”を再構成する
という技術を使っている。
手法自体は目新しいものではない。
だがローダウンに本格的に採用されてこなかった方法を実用レベルに落とし込んだ点が独自性である。

4. 実際の走り ― 高評価をいただいている理由
✅ 良い面(肯定)
- ディーラー担当者から
「下がっているのに走りが損なわれていない」 と評価 - GP優勝経験者から
「これだけ下げても普通に走れるのは良い。一部大きなギャップではそこ付き間はある」 と高い評価とともに冷静な分析も頂いた - 一般ユーザーでも
「切り返しがラク」「疲れにくい」「極低速が安定」 との声多数
✅ 一方での正直な反省(否定)
- 走りの好みは大きく個人差がある
- 全ての車種で100点を付けられる段階にはまだない
- 日々、改善し続けている最中
誇張はしない。
だが、“下げても走る”という方向性が間違いなく成立していることは確かだ。
5. 価格
■ S1000シリーズ
28万円〜
■ M1000シリーズ
28万円〜
■ Mシリーズ専用 LGN.M
38万円〜(+10万円)
M系ショックは
- 専用セッティング 実車で確認
- 追加部品
- スプリング設定
- 初期荷重
などが特別仕様で、一般的なS系より手間が掛かるため、特別パッケージとなる。
6. 納期
✅ 車両預かり:1〜2週間
✅ ショック単体:1週間〜
7. まとめ ― “完璧ではないが、完璧に近づける努力は欠かさない”
LGNは単なるローダウンではなく、
**“走りの質を壊さないために必要な前後バランス設計”**で成り立っている。
まだ進化の途中だが、
現状でもS/M1000系に対して最も高い性能で応えられるローダウンだと考えている。

CTA
これからも“完璧に近づく”ために改良と研究を続けます。
ローダウンでも最高の走りを手に入れたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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