【Z900RS】前後ショックの仕様変更が完成し、試乗
前後ショックが完成したので取り付けを行い、走り出しました。
外観からはわかりませんが、バネ定数を交換すみ。油面の設定も変更しています。
フロントはい空車1Gの沈下量が狙いに近い良いところに落ち着き、車体姿勢としては好感触。
リアもバネを硬くして純正の100Nmから110Nmにしてあります。イニシャルの調整幅は大きく取ってあり調整が容易なのもこの車両の利点でしょう。
試乗の印象 リアから説明
試乗直後の違和感を微調整にて解消し、素性を確認できました。
リアは好印象で動きは小さめに抑えられています。姿勢変化が必要充分な範囲にとどまり、きりっと締まった動きをみせつつ、充分な吸収性を持ち合わせています。
体重に合わせてイニシャル調整を行えば60~90kgの範囲の方には良さそうです。ですがスポーツ性よりも快適性を重視するならやや動きが小さく、そこに難があります。
明日の試乗では110Nmから105Nmへバネを交換し、街乗りで一番楽しいセッティングを目指します。また105Nmならば体重が55Kg~くらいから対応できそうです。逆に体重が軽めで街乗りのみの極低速走行しかしないのでしたら純正の100Nmも良い選択肢となります。これは明日の走行試験で確認して再度報告致します。
フロントフォークの印象
レートを0.935Kgf/mmへと変更したわけですが、純正より少しだけ動きが抑えられて良い印象です。リアのバネ105Nmとは相性が良さそうですが逆にリア110Nmとは若干合わないと感じました。
リアが110Nmならばフロントは0.97Kgf/mmを選択したほうが、スポーツ性を高め峠道などで楽しい走りを可能にできるはず。
課題も見つかりました。同車両のフォークストロークは118mmありますが、オイルロックピースの影響で100mm弱しか動きません。今回はそこも改良したのですが103mmしか動かせなかったため、あと10mmはストローク量を増やせるよう改良を進めます。
課題はありますが、今後の改良で徐々に仕上がりを良くしてゆくのが楽しみです。