インナーチューブのコーティングとその利点
今回はインナーチューブに施すコーティングの利点について言及します。以下にその重要な点を列挙し、解説しますのでご自身の車両に対して、コーティングを悩んでいる方の判断材料になれば幸いです。
1. 主題:インナーチューブのコーティング
2. 依頼内容:
• 街乗りからサーキットまで楽しめる車両の前後ショックのオーバーホール依頼。
• フロントフォークに傷みがあり、再メッキが必要な状態。
3. サーキット走行への対応:
• サーキット走行も視野に入れると、インナーチューブの傷みが気になる。
• そこでコーティングを施し、その対策を提案。
4. コーティングの利点:
• 作動性の向上。
• 表面硬度が高くなり、傷みづらくなる。
• オイル漏れ耐性の向上。
• メンテナンス期間の長期化。
5. 摩擦の低減:
• フロントフォークの動きの中で、ゴム系(オイルシール、ダストシール)の摩擦が大きな要素。
• コーティングにより摩擦を低減。
6. 対応範囲:
• 正立フォークから倒立フォーク、リアショックのロッドまで対応。
7. 依頼・相談:
• 弊社では各種フォークやショックのコーティング依頼を受け付けている。
インナーチューブのコーティングの重要性
コーティングの効果
インナーチューブのコーティングは、車両の性能を大きく向上させます。特に街乗りからサーキットまで幅広く楽しむことを目指す車両では、その効果が顕著に現れます。以下にその具体的な利点を詳述します。
1. 作動性の向上:
• コーティングを施すことで、インナーチューブの表面が滑らかになり、フロントフォークやリアショックの動きがスムーズになります。これにより、運転中の振動が減少し、快適な走行が実現します。
2. 耐久性の向上:
• コーティングによって表面硬度が高くなるため、インナーチューブが傷つきにくくなります。特にサーキット走行では高速での衝撃が頻繁に発生しますが、このコーティングにより、インナーチューブの損傷を最小限に抑えることができます。
3. オイル漏れ耐性の向上:
• 表面が滑らかで硬度が高いことで、オイルシールやダストシールとの摩擦が低減し、オイル漏れのリスクが減少します。これにより、定期的なメンテナンスの頻度を減らし、長期間にわたって安定した性能を維持できます。
4. メンテナンス期間の長期化:
• インナーチューブが傷みにくくなることで、メンテナンス周期を延ばすことが可能になります。特に忙しいライダーにとっては、頻繁なメンテナンスの手間が減ることは大きな利点です。
まとめ
コーティングは安価ではありません。正立フォークで10万円超、倒立フォークのブラケット分解脱着を伴う場合では13万円以上が確定します。
しかし性能は間違いなく高まるので、疑問点や課題があれば上記の記事を参照の上で、相談や依頼をいただければ幸いです。