ガイドブッシュの摩耗を楽しむ。
タイトルの内容ですが、こんな事は本来は楽しむ内容ではありません。しかし起こった事は仕方ないので、そこから何かしら学べないかと考えている訳です。
ご覧の通り、かなり傷んでおります。具体的には表面のコーティングが削れ、地金が露出しています。こうなると往復運動しているロッド(細い棒の部分)を攻撃するようになり、傷みは加速してゆきます。
こちらが新品未使用なので、全く違う見た目なのは理解頂けると思います。
メーカーや材質でも作動性、耐久性は違いますがとにかく古く減っている品では話になりませんので、頻繁に交換することが求められます。
今回は特殊なダンパーで非分解の作りでした。通常では交換出来ませんが、何とか分解して交換できました。
もちろん傷んでいたロッドやオイルシールも交換です。金額の事もあり塑性変形による組み立てなのでO/Hは一回限りとなりましたが、部品の仕組みを改良してオイルシールのみは交換できるようにしておきました。