シート加工は何のため? ローダウンとスポーツ性

シート加工の本質 ― 足つき改善だけではない「ライディングポジション」の力

リード文

先日、VMAX1700V-Strom250 の2台でシート加工のご依頼をいただきました。
多くの方は「足つきを良くするため」と考えがちですが、
実はシート加工はそれ以上に重要な意味を持っています。
今回はその本質を、弊社の実例をもとに解説します。


シートの原点 ― 馬の鞍から始まった

シートの役割は、もともと 衝撃吸収・緩和 でした。
馬の鞍や自転車のサドルと同じく、
現代のオートバイにおいてもその要素は重要です。

しかし、私はそれ以上に 「ライディングポジションを構成する基幹部品」 としての役割を重視しています。
なぜなら乗車位置そのものが、衝撃吸収とコントロール性を大きく左右するからです。


シート加工でできること

弊社ではシート加工を内製ではなく、専業の協力工場に依頼。
詳細な指示書を元に、納得いく仕上がりになるまで調整します。

1. 足つき改善

多くの方が「高さを削る」と考えますが、実は 幅を細くする ことが足つきを改善する最大のポイントです。
特にVMAXのような大型車ではこの差が非常に大きく出ます。

2. ライディングポジションの最適化

CBR1000RR-R(SC82)では足つきのためではなく、
ライディングポジションそのものを修正するためにシートを加工
高さを削り、後端のせり上がりを平坦化することで、
「同じバイクとは思えないほど操るのが楽になった」との声をいただきました。

シートはハンドル・ステップと並び、
ライディングポジションを形づくる “3点セット”の中核部品
意外と見落とされがちですが、乗り味を劇的に変える大きな要素です。


加工費用と納期

  • 加工費用:2〜4万円(税込)
    ※加工内容や大きさにより変動。純正表皮のまま加工も可能。希望により張替え対応も可能。
  • 納期:1〜2週間

お問い合わせ(CTA)

足つき性を上げたい方はもちろん、
ライディングポジションの最適化でバイクの印象を根本から変えたい」方にもおすすめです。
お気軽にご相談ください。


※メーカー保証については販売店・ディーラーにより対応が異なります。購入店またはお取引先にご確認ください。

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