ホンダのEクラッチ CBとCBRの両方を試乗
CB650RとCBR650RのEクラッチ搭載モデルを試乗:ローダウンと走りの楽しさを探る
ホンダが誇る中間排気量の名車CB650RとCBR650Rを、ローダウンのために同時にお預かりしました。
この機会に新開発のEクラッチに触れることができ、非常に興味深い体験を得られましたので、今回はその感想を皆様に公開します。
1. レーサーを操るように楽しい
Eクラッチを試した際、最初に驚いたのはその「走りに集中できる設計思想」です。
不要になったクラッチ操作のおかげで、オートシフター(上のギアにスムーズに入る)とオートブリッパー(下のギアを自動的に合わせる)が、まるで競技車両のような感覚を提供してくれます。
正直、私は当初「Eクラッチはただ便利なだけのシステムだろう」と思っていましたが、実際には走行をより楽しくするための仕掛けでした。
走りに集中できることで、峠道やツーリングがより魅力的な体験に変わるのです。
2. 便利さも捨てがたい
Eクラッチのもう一つの特長は、その便利さです。
左手がクラッチ操作から解放されることで、渋滞や長時間の移動で感じる身体的な疲労が大幅に軽減されます。
特に街乗りやツーリングが多い方には、大きなメリットとなるでしょう。
3. 発進はややコツが必要
Eクラッチには半クラッチが存在せず、繋がりが唐突になる傾向があります。
そのため、停止状態からの発進ではアクセル操作を慎重に行う必要があります。
しかし、試乗を繰り返すうちに、この唐突さにも慣れてきました。体が自然に対応するようになり、不快感はほとんど感じなくなりました。
もしかしたらアクセル操作を体が自然と変化させたのかもしれません。いずれにせよそれほどの時間を要せず、快適になると思います。
もし発進時の唐突さが気になる場合は、リアブレーキを軽く当てながら発進することで、スムーズな操作が可能になります。
4. バイクとしての基本性能の高さ
CB650RとCBR650Rは、いずれも基本性能が非常に高く、扱いやすいバイクです。
- 低速トルクがしっかりしており、街乗りや低速走行も軽快です。
- 高速域でも十分なパワーがあり、スポーツ走行でも不足を感じることはありません。
また、このクラスのバイク全般が近年非常に進化しており、たとえばトライアンフの660シリーズも非常に快適で魅力的です。ホンダの650シリーズも、それに引けを取らない完成度を誇っています。
5. 個人的にはCB650Rを選ぶ理由
どちらも優れたバイクですが、私が購入するならCB650Rを選びます。
その理由は以下の通りです:
- アップハンドルで気軽なポジションが楽しい。
- カウルがない分、軽快感があり、Uターンや小回りが容易。
- 峠道での取り回しが非常に快適。
もちろん、CBR650Rの鮮やかなホンダレッドも魅力的で、もし予算が許せば両方手元に置きたいというのが正直なところです。
ローダウンとセッティングで新たな楽しみを提供
弊社では、CB650RやCBR650Rの足つき改善と走行性能向上を目指すローダウンメニューを提案しています。
さらに、ローダウンせずにスポーツ性を高めるセッティング変更も可能です。
提案メニュー
- ローダウン
- LGN:最大60mmの下げ幅を実現しながら走りの性能を維持。
- LTD:約30mmの下げ幅とコストパフォーマンスの良さを両立。
- スポーツ仕様へのセッティング変更
- サスペンションスプリングの交換や減衰調整で、峠道やサーキットでの走行を楽しむ仕様を作り上げます。
まとめ
Eクラッチを備えたCB650RとCBR650Rは、その走りの楽しさと基本性能の高さから、多くのライダーにとって魅力的な選択肢です。
弊社では、これらの車両のローダウンやセッティング変更を通じて、ライダーの足つき性や走行性能の向上をサポートしています。
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