ランボルギーニのショック依頼が急増中 ムルシエラゴのKONI

ランボルギーニ旧モデルのショック整備 ― ガヤルド(KONI)

ランボルギーニ・ムルシエラゴのショックについて、異音の発生という相談を受け、品物が送られてきました。

ちょうど関西エリアへの出張中であったため、依頼元ショップとも直接対面し詳細状況のヒアリングを行いました。


現物確認と状況

ショックを実際に確認したところ:

  • 外観に不可解な打痕
  • 内部を分解すると、違和感のある状態が散見

詳細は伏せますが、状況としては
一度分解された痕跡があり、必要な部品が組み込まれていない」可能性が高いと判断しました。

症状と構造、内部状態を照合すればおおよそ答えは見えてきますが、
それでも特定には慎重さが必要です。

今回は半日かけて徹底検証し、適切な対策をまとめました。


作業の結果

組付けを終えた時点で、

  • ✅ 異音解消
  • ✅ ダンパー機能正常

その後は一晩放置してオイル漏れ等の確認を行い、問題なければスプリングを装着し最終確認へ。
準備が整い次第、出荷いたします。


旧世代ショックへの知見

1990〜2010年代はサスペンションの過渡期であり、
ランボルギーニでもKONI・Bilstein・Sachs・BWIなど仕様が多岐にわたります。

その中でKONIは旧世代構造の代表格とも言える仕組み。
この構造理解には、これまで二輪車のサスペンションで培ってきた知見が非常に役立ちました。

単に「修理する」ではなく、
構造理解 → 症状分析 → 再現性のある正常化
という工程が必要な領域です。


CTA

ランボルギーニやフェラーリのショック整備は、
構造世代・メーカー特性といった深い知識が求められる分野です。

1990年代〜現行モデルまで対応可能な専門店として、
お困りの際はぜひご相談ください。

※保証については販売店・ディーラーごとに異なるためご確認ください。

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