一般的なオーバーホール
特殊な事例ばかりを紹介していますが、一般的な内容も数多く請け負っています。
この記事で紹介するのはB型のZX-9Rです。
依頼内容は倒立フォークのインナーチューブとブラケットの接合部からのオイル漏れ修理。
普通はこの接合部分から漏れてくることはありませんが、数年で漏れた理由を考えるにOリング交換を行っていなかったのでは?と予想します。ここを脱着できたとしても、Oリングをそのままにすると一度高温になり柔軟性を失いオイルリークが発生するのでしょう。
リアショックは一般的なオーバーホールでした。
傷みも激しく、消耗品の交換も多かったので、サスペンション単体で預かり総額で税込み14万円ほどでした。
一般に分解不能と言われるこれらのトップキャップも分解、整備が可能です。もちろんOリングも交換しますし、ネジ部分を洗浄しグリスを塗布して動きも滑らかになります。