進化したローダウン、BMW M1000R

M1000RのLGN.M:新世代のローダウン技術で実現する圧倒的ハンドリングと足つき性

目次

  1. LGNからLGN.Mへ:さらなる進化の道
  2. ハンドリング・ローダウンという新たな価値
  3. シート高の問題を解決するだけでなく、ハンドリング性能も向上
  4. スポーツ性を損なわずにローダウンできる「LGN.S」
  5. 長距離ツーリングでの快適さと疲労軽減
  6. ロードコンタクト・テクノロジー

BMW M1000Rと共に発表された弊社の最新ローダウン技術「LGN.M」は、従来のローダウン技術から大きく進化したものです。このLGN.Mは、従来からあるローダウン技術「LGN」をさらに発展させ、より高度な路面追従性と足つき性を実現するために開発されました。従来の常識にとらわれない発想を取り入れたこの技術は、まさに次世代のローダウン手法であり、バイクの楽しさと快適さを新たな次元へと引き上げます。

1. LGNからLGN.Mへ:さらなる進化の道

LGN(Lowdown Generazione Nuova)は、従来のローダウン技術を再定義し、これまでの知見と技術を組み合わせることで、ハンドリングと足つき性を両立させた新世代のローダウン技術です。しかし、LGN.Mはその一歩先を行く革新です。Mシリーズ専用に開発されたLGN.Mは、特に路面追従性の向上と、より洗練されたハンドリング性能を追求した技術です。

LGN.Mでは、前後ショックに異なる技術を取り入れています。リアには約6年前にテストされ、サーキットや街乗りでは不要と判断されたシステムを今回再導入しました。これにより、従来のLGNでは実現できなかったさらなる路面追従性を提供します。一方で、フロントでは新しい技術を取り入れるのではなく、発想を転換させることで路面追従性を大幅に向上させました。1年弱の試験期間を経て、最適なバランスを実現しています。

2. ハンドリング・ローダウンという新たな価値

LGN.Mの最大の特徴は、「ハンドリング・ローダウン」とでも表現すべき新しい価値を提供する点です。これまでのローダウン技術は、シート高を大幅に下げることで足つき性は向上するものの、ハンドリング性能が犠牲になることが一般的でした。しかし、LGN.Mは大幅なローダウンを実現しつつも、ハンドリング性能を高めることに成功しました。

通常、シート高を50mmも下げれば、足つきは良くなるものの「バイクの楽しさ」を損なうとされてきました。しかし、弊社のLGN.Mでは、下げ幅を大きく取っても、ライダーがバイクを操る楽しさを失わず、むしろ向上させることができます。さらに、下げ幅を20mmや30mmに抑えることで、スポーツ性を高めるLGN.S(スポーツバージョン)も提供可能です。特に、BMW M1000XRやDucati Multistrada、HONDA NT1100のようなアドベンチャー系バイクにおいては、このスポーツ性と快適性の両立が顕著に感じられます。

3. シート高の問題を解決するだけでなく、ハンドリング性能も向上

LGNのもう一つの利点は、シート高を大幅に下げながらも、純正シートをそのまま使用できる点です。これにより、ライダーの着座位置が適正に保たれ、ハンドリング性能を損なうことなく足つき性を向上させます。さらに、長距離ツーリング時の疲労軽減にもつながり、快適なライディングが可能となります。

旧来のローダウン技術(弊社ではLTDと呼称)は、費用対効果を重視したトラディショナルな手法です。これまでの経験と知識を積み重ねたうえで、LGNが生まれました。そして、LGNのさらなる進化形として登場したのがLGN.Mです。

LGN.Mは、単なる足つき性の改善に留まらず、ライディングの楽しさを高めることを目的とした「新世代のローダウン技術」として、他に類を見ない特別なサービスです。

4. スポーツ性を損なわずにローダウンできる「LGN.S」

LGN.Mには、よりスポーツ性を重視するライダー向けに、下げ幅を小さく抑えた「LGN.S」というバージョンも存在します。LGN.Sでは、20mmや30mmといった適度な下げ幅で足つき性を改善しつつ、スポーツ走行におけるハンドリング性能を最大限に引き出すことが可能です。

特にアドベンチャー系バイクにおいては、従来のローダウンでは得られなかったスポーツ性と快適性の両立が可能となり、ライディングの幅が広がります。

5. 長距離ツーリングでの快適さと疲労軽減

LGN.Mは、シートをローダウンシートに交換せずとも、ライダーにとって十分な足つき性を提供します。これにより、長距離ツーリングでも快適に走行でき、疲労を大幅に軽減することが可能です。バイクのハンドリング性能を保ちながら、長時間のライディングでも快適さを維持できるため、ツーリング派のライダーにとっても大きなメリットがあります。

さらに、サイドスタンドのショート加工や交換も徹底して対応しているため、ローダウン後のバイクの安定性も確保しています。

6.ロードコンタクトテクノロジーとは

7~8年前に注力し、技術開発を行っていたいのがロード・コンタクトテクノロジーです。これは後日詳細を記事にしますので、ここでは簡単に説明いたします。

「ロード・コンタクトテクノロジー RCT」これは技術というよりも概念に近いものです。走りの質を高めるためにはタイアと路面が常に接触している必要があり、それを実現するための試行錯誤(技術開発)がRCTです。この技術開発で得た知見がLGNに大きな気づきをもたらしました。


まとめ

LGN.Mは、従来のローダウン技術から飛躍的に進化した新世代のローダウン技術です。足つき性の向上だけでなく、ハンドリング性能を高めることで、ライダーにとって最高の走行体験を提供します。特にBMW M1000XRやDucati Multistrada、HONDA NT1100といったアドベンチャー系バイクにおいて、その効果は顕著です。

足つき性にお困りの方や、スポーツ性を重視したローダウンをお考えの方は、ぜひ弊社のLGN.Mをお試しください。ハンドリングとローダウンの両立を実現する新しい技術で、バイクの楽しさをさらに広げましょう。ご相談をお待ちしております。

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