鉄道博物館で【ショックユニット】を見学

 電車好きな息子に請われて埼玉県にある鉄道博物館へ行ってきました。

 自宅の最寄駅である我孫子駅で鉄道博物館への切符をみどりの窓口へ相談すると「博物館のチケット、都内での電車賃、新幹線の乗車券」がセットになったお得な割引券を案内してもらいました。

 我孫子から金町までは別料金ですが、それ以外は5千円でお釣りが来るほどです。

 始めて新幹線に乗る息子は大喜びでした。

 新幹線の先頭車両同士?の接続も始めて観ることが出来ました。

 本題ですが電車にそれほど興味が有るわけではない私でも、ショックユニットがついていれば話は別です。

 新幹線に採用されているダンパーをつぶさに確認しました。 同じ車両の同一車輪部分にTOKIKO(日立)とKYBの別メーカーのダンパーが採用されておりました。

 バイクや車なら同一メーカーに揃えるところですから、新鮮に感じます。

 リンク等の接続部分はゴムと金属の複合素材です。これは二輪車でもよくある手法ではありますが、逆にベアリングではないのだなと、乗り心地や耐久性を含め色々と考えを巡らせました。

 電車という数十トンもの重量を支える台車なので、頑丈そうな鉄がふんだんに用いられています。

 旧いコイルスプリングを採用(近年はエアバネのようです)している車両では、その上下部分に硬いラバーを用いて、共振を防いだり衝撃緩和を狙っているようでした。

 もちろん古い車両でもオイルダンパーを採用しています。横倒しの取り付け方法から察するに、ツインチューブではなく、フリーピストン等を採用したモノチューブ構造のはずです。

 空気を封入したタイアではなく、鉄の塊である車輪を採用する電車では乗り心地を確保するのも大変だと思います。

 上屋の揺動も、転倒や脱線に繋がるでしょうから、ダンパーでしっかりと抑え込まなければならないのでしょう。

 パンタグラフにはリンクが用いられており、その上げ下げにはスプリングの力が使われていました。ボタンを押して新幹線のパンタグラフを上下させられる展示もあり、面白かったです。 

 道路の信号も同様ですが、目の前でみるとパンタグラフも大きくて驚きます。あれが動いている最中に巻き込まれたら命はないと、少々怖くなりました。

 お昼ご飯は館内で売られている駅弁を買い求め、ランチトレインなる電車食堂で食べました。チキン弁当のからあげは冷えていても美味でした。愚息は新幹線形のお弁当箱にご満悦。

 子供も喜びつつ、電車好きだけでなく機械が好きなら一度は行ってみても損はないと思いますので、少しでも興味があれば訪ねてみて下さい。

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