デイトナ675を試乗
トライアンフのデイトナ675を試乗しました。年式は2012年あたりの型です。
依頼内容はリアショックのO/Hと併せ、リアスプリングの交換を視野に入れた適正化です。
とりあえず純正状態で試乗確認を行いました。ただし大阪のお店でベースセットを出してもらったそうでなので、それを踏まえてセッティングを模索してゆきます。
デイトナに限らずトライアンフのリアショックはプリロード過多により異常なほどリアが動きません。体重80〜90Kgでも動きません。ですからとりあえずはイニシャルを相当量抜いて、動きを演出してゆきます。
ある程度動くようになったら、自分に心地よい領域を探してゆきます。セッティング済みの車両だったので今回はリアを大きく抜く必要がありませんでした。
どちらかというと、リアを抜きすぎて常に後ろ下がりな状態です。特に低速での旋回性はだるく、後ろが低いのでフロントタイアがコーナー内側へと向きを変えません。リアショックは動きすぎるくらいなのに、大きなギャップでやや雑な動きを見せるのは、バネが硬すぎでイニシャルでは対応できないのか、または減衰が強いかです。
次回の試乗でその辺りを詰めて、その後O/Hとバネ交換の方向性を再確認する予定です。
フロントは動いているはわかるのですが、前後ともに動いている感覚を得られづらいので、そこをどのように演出してゆくのかが大きな課題となりそうです。