【セッティング】依頼の内容を動画で紹介しました。
BMW S1000RRの試乗セッティング依頼を頂きました。料金は税抜きで9,800円です。
この内容は動画にまとめています。下のサムネイルをクリックすると動画をご覧いただけます。
最初に
今回の動画は初めてのお客様にお越し頂き、直ぐに撮影を始めました。先ずは現車確認で動きをみます。走らせないで状態を確認しお客様に動きを説明するのですが、その意味はいくつかあります。
1 時間を省ける
2 的確な判断ができていればプロとして認めてもらえる
3 1~2の精度を高めより技術力を向上させる
こういった事情があり最初に乗りません。
次に
次は動きを確認し問題とした部分を調整し、それをお客様に乗って頂きます。そこで変化を感じてもらえれば第1段階は成功です。
大抵の人は「自分は変化がわからない」と自認していることが多いため、そこを打破する必要があると考えるからです。そのためには変化させる意味と変化後にどのような動きなのかを伝え、乗り手がどこに意識を向けて変化を感じ取ればよいのかという導線を引く事が大切です。
ここからが本番
ある程度の下準備が整ったので、ここからは実車に乗り動きを判断します。
私の感覚ではフロントの量感がすごく、ブレーキレバーを握っても前が入りづらい。そこで圧減衰を弱めスッと入るように改善しました。しかし入る「速度」は良いが「ストローク量」が多いためイニシャルを増しました。
リアは動きが大きく落ち着きがない。そこでイニシャルを増す、伸び減衰を増やし圧減衰も増す。といったようにすべてを強めました。
これでかなり良い印象になり、お客様に試乗してもらいます。
サスは動き過ぎも動かないのも良くない
サスペンションは動くのが仕事ですが、動きすぎるのもよくありません。バタバタと騒がしくなり乗り心地が悪化します。
動かなければイメージしやすいように衝撃が強く、良くないのは想像に難くありません。
上記の変更を加えた車両に対するお客様の評価は「とても良い」でした。後日、DMでもツーリング先の道で楽しく走れたと連絡を頂きました。
ご自分の車両をもっと良くしたいと思う方は、一度相談して下さい。ここから更にセッティングの質を上げたい考え、O/Hや仕様変更を依頼される方も多くいらっしゃいます。