フロントフォークのスライドメタル交換
スズキのハヤブサの前後サスペンションをオーバーホールと仕様変更の依頼があり、作業を進行中です。
リアは純正に換えFGを取り付けますが、フロントはノーマルをベースに仕様変更です。以前のオーバーホール時に、オイルシール側のガイドブッシュへ何かしらの理由から傷をつけたらしく、交換が必要な状態でした。パーツリストには載っていない部品なので、寸法を調べ別車種の品を流用し、対応しました。
ZX-12Rも同様のつくりなのですが、ハヤブサのほうがインナーチューブの傷みが早く、コーティングを施してある年式の物でも早期に傷み始めます。
フォークの問題よりも、2000年辺りのスズキ車(古くは油冷1100も)は同様の傾向が強いので、早めの部品交換を行えば、被害を最小限にとどめられるので、ご自身の車両も確認してみてはいかがでしょうか。ただ、一番傷む部分はダストシールよりも内側なので、確認が難しいので注意深く見てください。