MT-10の車両基本設定
6/1土曜日、YSP杉並南様の走行会に参加してきました。
場所は白糸です。
私自身もBT1100で走りましたが(転倒もした)、多くの車両でセッティングへの助言と実際に調整を行い、現行車種に触れる機会を得られました。
そのなかで特徴として感じたのはMT-10です。前後オーリンズとKYBのスタンダードでもフロントがやや張り気味であり、それに反してリアは動きすぎと判断します。
具体的な調整としてはフロントのイニシャルを最弱にし、リアの伸び減衰を強めました。これにより前がしっかりと沈み込み、リアはフワフワ(というよりも”ぽよんぽよん”)していたのが無駄な動きを抑えられ、しっかりとした印象に変わります。
フロントのスプリングは硬さを変更すれば、より扱いやすい車両にできそうです。これはオーリンズ採用モデルとKYB採用モデルでやや印象が違っており、ご自身の車両に合わせ個別に考えてください。
調整を施した車両で走った方の印象も良好で、方向性は間違っていなかったようです。
時間や工具があれば、リアイニシャルを少し増やして沈み込みを減らす方が車両全体の動きに統一感が持てるでしょう。これにより快適な乗り心地と共にハンドリングも向上するのは間違いありません。
実走を行わない簡易セッティングもかなり効果的なので、興味のある方は一度問い合わせ頂ければ、皆様の車両がより楽しめるようになると思います。