スティード400の純正ショック
最近は4輪やローダウン”LGN”を多く取り上げてきましたが、久しぶりに特殊な純正ショックを題材とします。
車両はホンダのアメリカン、スティード400の純正KYBショックです。
非分解型で組み立てはカシメよりも一層困難な「溶接」です。この部分を切り取り、オイルシールのホルダー通称「シールヘッド」を新たに造り対応しました。
上の写真は部品を削り出しているところ。
またキャップに関してはシールヘッドとネジによる勘合で固定するハイレベルな手法を取り入れています。
またロッドは自社製のSGSAと呼ぶ製品に交換してあります。再メッキと違い焼き入れ層がありその上にメッキを施すことでかなりの硬さを実現しており、耐久性が高く推奨したい製品です。
上の写真は純正ロッド
こちらは自社製ロッドのSGSA。レースや街乗りでも数多くの使用実績があります。
シムの洗浄も自社製のAP洗浄機で入念に行っています。
上記のような溶接型を部品製作、追加工などでO/H可能にする場合約10~12万円となります。高額ですがどうしても純正O/Hが必要な方は見積等算出いたしますので、遠慮なく相談してください。