デイトナ675の足回りメンテナンス

トライアンフ デイトナ675 前後ショックO/Hとメンテナンスの事例紹介

目次

  1. 前後ショックO/Hと追加提案の重要性
  2. ブレーキ、チェーンスプロケット、エンジンオイルの交換提案
  3. デイトナ675のリアショックバネ交換の重要性
  4. 作業費用と今後のメンテナンス計画

今回は、トライアンフ デイトナ675の前後ショックオーバーホール(O/H)と車両メンテナンスの依頼をいただきました。長期間メンテナンスをしていなかったことから、サスペンションの状態を改善し、車両全体の向上を目指したいとのご要望で車両を預かりしました。弊社では、これまでに何度もデイトナ675のO/Hや仕様変更を手掛けてきた実績があり、その信頼から今回の依頼に至りました。

1. 前後ショックO/Hと追加提案

まずは、現車確認を行い、サスペンションの状態を把握したうえで、追加提案をご希望されており、これまでのデイトナ675での実績を踏まえ、前後スプリング交換を提案しました。スプリング交換を行うことで、セッティングの自由度が増し、走りの質感が大幅に向上します。デイトナ675は非常に高性能なバイクですが、サスペンションの調整が適切でなければそのポテンシャルを発揮しにくい部分があり、O/Hとスプリング交換が非常に有効なメンテナンスです。

2. ブレーキ、チェーンスプロケット、エンジンオイルの交換提案

さらに、車両の状態を確認した結果、ブレーキ関連、チェーンスプロケット、エンジンオイルの交換も提案いたしました。これらのメンテナンスを行うことで、バイク全体の動きが劇的に改善されます。特に、チェーンとスプロケットを新品に交換すると、見た目も大きく変わり、足元が引き締まる印象を与えます。また、エンジンオイルやブレーキ関連の交換によって、安全性と性能が向上し、よりスムーズで快適な走行が可能となります。

3. デイトナ675のリアショックバネ交換の重要性

デイトナ675は特にリアショックのバネ設定が適していない場合が多く見られます。純正のリアショックは、100kg級の体重でもやや硬めで、二人乗りを前提とした設定になっています。これでは一人乗り時に十分な性能を発揮できないため、O/H時にリアショックのバネを交換することを強く推奨しました。

リアショックだけでなく、フロントのバネも合わせて交換することで、サスペンション全体の相乗効果が得られます。これにより、ハンドリング性能が大幅に向上し、乗り心地も格段に改善されます。サスペンションのセッティングが整うと、ライディングがより快適で楽しくなるため、多くのお客様に好評いただいている変更点です。

4. 全体の作業費用と今後のメンテナンス計画

今回の前後ショックのO/Hおよびスプリング交換、さらにブレーキやチェーンスプロケット、エンジンオイルの交換を含めたメンテナンスの総費用は約35万円となりました。このメンテナンスにより、車両の動きは一段も二段も改善され、まるで新車のようなフィーリングを取り戻します。

また、今後も長く愛車を楽しんでいただくために、ステム、スウィングアームピボット、ホイールベアリングの交換や、ブレーキキャリパーのオーバーホール(O/H)をお勧めしています。これらの作業を段階的に行うことで、車両のパフォーマンスをさらに高め、長期間にわたって安定した走行を楽しむことができるでしょう。


まとめ

トライアンフ デイトナ675のサスペンションO/Hとメンテナンスは、バイクの性能を最大限に引き出すために重要な作業です。特に、リアショックのバネ交換や前後スプリングの調整は、乗り心地とハンドリング性能を大幅に向上させ、ライディングの楽しさをさらに引き出すことができます。

また、チェーンやスプロケットの交換は、見た目の改善だけでなく、走行性能にも大きな影響を与えるため、定期的なメンテナンスを推奨しています。弊社では、最新モデルだけでなく、トライアンフ デイトナ675のような旧モデルにも対応し、ライダーに最適なセッティングやメンテナンスを提案しています。

トライアンフ デイトナ675の前後ショックO/Hやメンテナンスをご検討の方は、ぜひ弊社にご相談ください。豊富な実績と知識を活かし、車両のパフォーマンスを最適な状態に整えるお手伝いをいたします。

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