高度なエア抜き、スパーダ
ダンパーのエア抜きは大きく分けると2種類の方法があります。
一つは機会を使わずに抜く方法。道具を使ったとしても負圧を用いずに行います。
他方は機械などを用いダンパー内部を負圧にした後に、圧力をかけたオイルを流し込む方法です。
ダンパーの形状によっては簡単にバキュームポンプを使えないため、手抜きしかできない場合があります。スパーダのリアサスも手抜きしかできない代表的な車種です。最近は多少沈静化したとはいえ、まだまだレースで活躍している車なのに、機械を使ってエア抜きが行えなくては満足な性能は得られません。当社では特別な治具を造り機械抜きが出来る様にしていますので、非常に高度な完成度を誇っています。これにより、街乗りからサーキットまで十分な性能を得られます。
ロッドもSGSAを使い、耐久性と精度を高めています。
次回のブログはダンパーにおけるソフトとハードとは、どの様な事かを考察します。