Z1を納車

 松戸市のライダース、落合さまのZ1を納車しました。

 先週の試乗から日を置き、再度試乗を行い問題点を洗い出し、微調整を済ませました。やっと納得できる水準になり自信をもって送り出せましたが、欲を言えばいくつかの項目を変更したかったのも事実です。

 だからと言って永遠に調整を続けられませんので、一応の決着をつけました。今後は持ち主に乗ってもらい、粗をだして更に洗練された車両を目指します。ずっと乗る愛機であれば、1年かけて問題点を確認し、その後のオーバーホールで再度調整することもあります。これは我慢して乗るといった感覚ではなく、自分とバイクの両者がより密接になり、さらに洗練されていくと表現するのが的確だと思います。

 しかし、Z1をしっかり乗ったのは初めてでしたが、カワサキの変わらぬ乗り味に驚きました。ゼファーシリーズにはZ系の乗り味がしっかり受け継がれているようです。むしろより洗練されたZ1といった感触でした。

 ですが、Z1とゼファーと当然違ったモデルなので若干の違いもありますし、今回乗ったZ1はキャブや車体が変更された、ベースとしては魅力的な状態だった事も加味しなければいけないかも知れません。

 つくづく感じるのは空冷2バルブエンジンの魅力と、大径ホイールの楽しさです。ホンダのCB1000SF・BIG1の前後18インチも好きですし、ゼファーのフロント18インチも楽しいのですが、Zのフロント19インチ、リア18インチも魅力的気でした。強めのジャイロ効果で倒し込みから少しして舵角が付く動き方と、舵角そのもの角度のバランスが非常に好みでした。タイアサイズが変更されていたので、純正がどうなのかは知りませんが、この個体は車体とエンジン、キャブも含め素晴らしい出来でした。

 ZシリーズのSGCFkit4Pに興味のある方は、松戸市のライダース様か、当社に問い合わせください。当社ではサスペンションのみの調整ですが、ライダース様ではタイアサイズやキャブ、マフラーの選定なども助言頂けますので、一度連絡してみてはいかがでしょうか。

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