R1200GSを試乗

 今日は朝から大槻が試乗を行いました。

 ドゥカティのポールスマート、ホンダのCBR1000RR・SC57とBMWのR1200GSでした。

 ポールスマートの試乗と軸感、セットアップの進め方は明日に譲ることとし、BMWを少々書いてみます。この車両はローシート使用で、ハンドルも手前に大きく引いてあります。試乗を終え大槻が最初にリアタイアの滑りが凄いと言い、タイアの空気圧を調整し、少々改善したようでした。それから私が10分程乗り分析してみた結果、とても大きな違和感を感じました。

 リアタイアの滑りと感じた原因は、トレールかフォークオフセット(フロントフォークはありませんが)の値が極端なのではないかと結論づけました。ネットでR1200GSのトレールを調べた結果、それほど極端な値ではありませんでした。それとこの個体はロー使用なので、シート高とハンドル位置の影響で頭がリアタイアにかなり近くなり、それが乗り味に大きく関係しているのも間違いありませんが、それは枝葉だと思います。

 なぜ上記結論に達したかと言えば一には、旋回に入る瞬間、フロントタイア(ハンドル)が素直に内側に入らない。これは19インチの影響もありますが、少々直進性が強すぎると感じました。二つ目は、定常円旋回を行っている際に舵角の付き方が小さいので、内側のハンドルを押しバンク角を増やさなければ曲がれない。

 上記2点の部分がかなり癖の強い乗り味を作り出していると思うのですが、解決するにはフロントタイアを18インチ又は17インチへ変更するか、フォークオフセット(しつこいけれどフォークはありません)を大きくするかの2点を変えてみなければ、本当の答えはわかりません。

 二輪設計の方や、もっとバイクに詳しい方なら「それ違うよ」と答えを持っているかもしれません。私の経験と知識では上の二つが原因ではないかとの結論を得ました。もし詳しく知ってらっしゃる方がいれば、意見や答えを連絡して欲しいと思います。

 この車両は前後の脱着無料キャンペーンの割引対象でした。

 

 2016127202116.JPG2016127202151.JPG