M1000XRとS1000XR 両者の違いとローダウンについて
BMW M1000XRのローダウン – S1000XRとの違いと専用設計の重要性
2024年に発売されたBMW M1000XRは、その圧倒的なパフォーマンスと洗練された電子制御により、多くのライダーを魅了しています。しかし、シート高が高く、足つきに不安を感じる方が多いのも事実です。
弊社では、M1000XRが発売されて間もない2024年の段階で、すでに10台以上のローダウンを実施。 その経験を活かし、M1000XR専用のローダウン部品を開発し、最適なセッティングを提案しています。
また、従来のS1000XRとは異なる特性を持つM1000XRのサスペンションを徹底的に分析し、専用のローダウンプランを提供しています。
本記事では、M1000XRのローダウンに関する詳細情報と、S1000XRとの違い、さらにM1000シリーズ専用の特別なローダウンオプションについてご紹介します。
1. M1000XRのローダウンが必要な理由
M1000XRは、基本的にS1000XRをベースに開発された車両ですが、エンジンや外装だけでなく、細部の設計にも多くの違いがあります。
特に、足つきや乗り心地に関わるサスペンションの仕様が変更されており、単純にS1000XRのローダウン手法を流用することができませんでした。
このため、弊社ではM1000XR専用のローダウン部品を開発し、車種ごとに最適化したローダウンを提案しています。
特に、サスペンションの変更点として以下のポイントが挙げられます。
🔹 フロントフォークのスプリング長が異なる
🔹 リアショックの自由長が異なる
🔹 サイドスタンドの長さが変更されている
これらの違いに対応するために、M1000XR専用の部品を設計し、最適なローダウンを実現しています。
2. M1000XR専用オプション「LGN.M」
M1000シリーズのオーナー様には、特別なローダウンオプションとして**「LGN.M」**をご用意しています。
📌 LGN.Mとは?
🔹 M1000XR専用の特別仕様ローダウン
🔹 S1000シリーズには選択不可の特別仕様
🔹 下げ幅と乗り心地の両立を徹底追求
一般的なローダウンではシート高を下げるだけですが、LGN.Mでは足つきの改善だけでなく、快適性や走行性能も徹底的に追求。
M1000シリーズのオーナーにしか選択できない「M1000オーナーのみの特権」として、S1000シリーズでは選択不可のオプションです。
3. ローダウンの下げ幅と法的要件
弊社では、基本的にシート高を30~50mm程度下げるローダウンを推奨しています。
ただし、ライダーの体格や使用用途に応じて、最大で60mm以上のローダウンも可能。
⚠ 注意点:法定で40mm以上のローダウンを行う場合、「構造変更」の申請が必要です。
これは、車検場で実測し、書類と実車の差を検査する手続きであり、それほど難しいものではありませんが、一般の方には少しハードルが高く感じるかもしれません。
弊社では、多くのモデルでローダウン後も**「調整幅」を持たせる**設計をしており、40mm以上の下げ幅を戻せる仕様を提案。
これにより、車検や法規が心配な方も安心してご相談いただけます。
4. S1000XRとの比較と施工実績
M1000XRだけでなく、S1000XRのローダウン実績も豊富にあります。
2025年1月にもS1000XRのローダウン依頼を受け、すでに納車を終えています。
S1000XRとM1000XRの違いを理解し、それぞれの特性に合ったローダウンを提供できるのが弊社の強みです。
🔹 M1000XRとS1000XRの違いまとめ
車種 | フロントフォーク | リアショック | サイドスタンド | ローダウン方法 |
---|---|---|---|---|
M1000XR | スプリング長が異なる | 自由長が異なる | 長さ変更あり | 専用部品でローダウン |
S1000XR | 旧型と大きな変更なし | 旧型と大きな変更なし | 傾きが大きく、短め | 既存のLGNで対応可能 |
M1000XRには、専用のローダウン設計が必須であり、そのためのLGN.Mが用意されているのです。
5. 料金と納期について
📌 M1000XR ローダウン価格
🔹 LGN.M(M1000XR専用) → 税込 約35万円
🔹 LGN(M1000XR標準) → 税込 約28万円
📌 S1000XR ローダウン価格
🔹 LGN(S1000XR標準) → 税込 約28万円
📅 納期の目安:約2週間前後(部品の在庫状況により変動)
価格は2025年1月現在のもので、予告なく変更となる場合もございます。何卒ご了承ください。
6. まとめ – M1000XRローダウンのポイント
✅ M1000XRはS1000XRと異なり、専用のローダウン設計が必要
✅ M1000シリーズ専用の「LGN.M」は、走行性能・乗り心地・足つきを全て向上
✅ 基本は30~50mmのローダウンを推奨、最大60mm以上も対応可能
✅ 40mm以上のローダウンは「構造変更」が必要だが、調整幅を持たせることで対応可能
✅ S1000XRのローダウン実績も豊富で、M1000XRとは別のアプローチで対応
✅ M1000XR LGN.Mの価格は税込35万円、標準のLGNは28万円
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