フェラーリ 456GTのショックシリンダー破裂とその対策

フェラーリ 456GTのショックシリンダー破裂とその対策 (456GTのビルシュタインを復活)

フェラーリ456GTに搭載されるビルシュタイン製ショックアブソーバーは高品質であるものの、シリンダー破裂という深刻なトラブルが発生することがあります。
この問題の原因と、弊社が提供する対策について詳しく解説します。


1. 456GTのショック破裂の原因

一般的に、シリンダー破裂はショック本体の強度不足が原因と思われがちですが、実際にはリアショックに搭載されたレベライザー(車高調整機構)に起因するトラブルです。

🔹 レベライザーとは?

レベライザーは、車高を自動で調整する機構であり、パワーステアリングのポンプを利用してシリンダー内部にオイルを充填し、ガス圧と組み合わせることでショックを伸ばします。
これにより、段差の乗り越えや積載時の車高維持が可能になります。

🔹 破裂のメカニズム

このシステムには**「アキュムレーター」と呼ばれる部品が存在し、油圧の変動を吸収する役割を担っています。
しかし、アキュムレーターが劣化・故障すると、ショック内部のオイルに逃げ場がなくなり、異常な圧力が発生。
その結果、シリンダーが耐えきれずに
裂けてしまう**という大惨事につながります。


2. 弊社の対策 – 強化シリンダーの開発

456GTの純正ショックはすでに入手が困難なため、弊社では独自に強化シリンダーを製作し、修理対応を行っています。

🔹 自社製シリンダーの特長

一体型ではなく、分解可能な組み立て式シリンダーを採用。
✅ 消耗品としての交換が可能で、O/H時にシリンダーを新品に交換可能。
✅ 純正と同等の性能を確保しながら、耐久性を向上。
456GTだけでなく、F355にも転用可能。既に使用実績があり、問題なく対応可能。


3. 価格・依頼方法

弊社では業販対応のみとなっており、エンドユーザー様からの直接依頼はお受けしておりません。
価格については、お付き合いのある修理工場またはディーラーを通してご確認ください。

また、千葉県・埼玉県・関西地方に協力工場がございます。
お近くの方はそちらでの対応も可能ですので、ご希望の方はお問い合わせください。

📩 お問い合わせ(納期や対応車種などは直接回答いたします)

📞 TEL:090-3316-5306


まとめ

フェラーリ456GTのショック破裂問題は、単なる経年劣化ではなく、レベライザー機構の不具合が根本原因です。
弊社では、この問題を解決するために強化シリンダーを開発し、耐久性を向上させた修理対応を行っております。

「純正が入手困難で困っている」「すでに破裂したが修理可能か?」
このようなお悩みをお持ちの業者様は、ぜひ一度ご相談ください。

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