通勤、毎日試乗
昨日はアルバイトの矢作に試乗してもらい、違った観点からCBを見てみました。
試乗は2度行い、2度目はフロントのイニシャルを半回転(0.75mm)抜き、具体的に何をしたかは伝えずに走ってもらいました。この程度の変化では違いを感じ取れなかったようで「わかりません」と申しておりました。
それを踏まえて自宅への帰路で試乗を行いましたが、かなり気になる変化がありました。上記変更をなぜ行ったかは、イニシャルが張りすぎて少し突っ張り感がある為です。そのため半回転抜いた訳ですが、今度は動きが大きすぎて頼りない感触です。二段ばねの移行ポイントがこの辺なのかも知れません。今日の試乗はそこを焦点に追求してみます。
フロントのイニシャル量で減速から倒し込み、加速へ向けた一連の操作に対して感じる反応は、大きく違います。スタンダードのイニシャル量だとフォークが大きく動きすぎて、自分の走り方だと上手に扱えません。本当の名人はどのようなセットでも上手に走らせるのでしょうから、自分の技量を悟こともできました。
フォークの抵抗を減らす加工を施し、実際に乗った印象ですが「仕立ては良いが、寸法が合っていない」です。例えばオーダーメイドで良い仕立ての服を作った場合、各部の仕上がりは丁寧で上質だったとしても、大本となる寸法が合っていなければ、無用の長物となります。抵抗を減らせば不快感なく乗れるのですが、スプリングレートと減衰が合っていないので、これならば抵抗が大きくても、それらが適正なサスペンションを求めます。
それに加え、10年オーバーホールを行っていないリアダンパーは、スプリングの反動を収束する能力を大きく失っています。とりあえず通常のオーバーホールから確認して、その次に内部変更、改造を行ってみようと思います。