久しぶりのCB400SF

 忙しい中でも、合間を見つけてNC39のフォークスプリングの交換しました。

 スプリングの体積が違うので勘で油面を5mmほど下げ、データと推察と勘で初期のセット長を決め、家路につきました。走り出してすぐイニシャル不足を感じたため、1.5mm掛けて再度走りだしかなりの好感触を得ました。フロントを軸にした走りが出来るようになり、ブレーキを握りながらの倒し込みが、より深いバンク角まで可能です。

 ブレーキとフォークストロークの連動については、パッドやその他の要素を詰める必要があります。ですが、大枠で合格線に到達しました。これを基に詰めてゆけばかなり高い水準のフォークが作れそうです。本当はもう少し低い定数の方が正解に思えますが、価格も無視できない要素なので、イニシャル量で誤魔化すとします。その条件でも外連味の無い乗り味を造ってゆきたいです。

 上記スプリングでも圧減衰をもっと強めれば、更に上質なフォークに出来ます。今後は圧減衰を演出するSGVFと呼ぶ、自社製バルブを追加するつもりです。なぜ硬いスプリングに圧の減衰を足すと乗り味が良くなるのか?疑問に感じた方は、物事の本質を見抜く思考を持っている証左です。ただ、現実は単なる足し算では出来ていません。引いたり掛けたり割ったりと、色々な組み合わせがありますので、そこもまた面白い部分です。

 しばらくはこの状態で走り込み、分析を進めるつもりです。次の課題はリアサスの上下ブッシュ交換。その次はダンパーのオーバーホール、イニシャルアジャスターの製作など、まだまだ実験の課題が続きます。

 

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