RX8のダンパー分解
アルバイト永井君の個人所有、RX8用マツダスピードのダンパーを分解中です。
前回少しだけ書きましたが、フロントとリアの全数を分解しました。私は少し手伝い、基本は本人に作業をさせて学習してもらっています。
シールヘッド(オイルシールの嵌るホルダ)を製作し、分解式に改めることで仕様変更を容易にします。加えてスプリングの調整をネジ式にして姿勢を変えられるようにすれば、ドライバーの好みにより近づけられます。
ピストンは純正をそのまま使うつもりですが、シム組は車体の動きをじっくり観察してからいじるつもりです。フリーピストンは自作して、倒れの少ない形状を狙います。シールヘッドは製作ついでにエア抜きの方法を模索し、設計値を通り越す性能を狙います。
エア抜きについてですが、当社ではほぼ全数のダンパーでバキュームポンプを用いて作業致します。形状によりどうしても機械を用いる事の出来ない場合もありますが、予算が許せば加工により機械抜きが出来るように改めます。