初期型GSX-R750

レース関係の事ばかりではなく、通常業務にも励んでおります。

ABBT北海道店様からの依頼で、初期型GSX-R750 の純正リアサスをオーバーホールしました。

カシメ型ですが減衰調整のダイアルを持ち、ロッド径14パイと太いのが特徴です。カシメ型の多くはツインチューブでガスが入っていません。この型は、ピストン径も大きくてかなり頑張っている作りだと感じました。ロッドは酷い錆が多数あり当社のSGSA14へ交換しました。ロッドに相対するロッドホルダは焼結材が直に当たる仕組みです。これは焼結材の隙間にオイルが入り込み潤滑するとの理屈で、ガイドブッシュを入れない仕組みです。ですが、ベアリングを入れた方が長持ちしますし、作動性も良好なので加工してブッシュを入れました。狙いの1/100mmプラスで加工出来ました。

作業工賃は総額で15万円程度ですが、かなり良い仕上がりになりました。

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