荷重の抜き差し

 しばらくは動画と連動したブログ内容となっております。

 今回のお題は荷重の移り変わりにおいて、タイア表面にはどのような力が働いているか。です。

 

 運動の本質は実は簡単です。サスペンションが沈む最中は最大荷重はかからずに、沈み切って反転し伸びている最中は最大荷重がかかり続けます。
 これはつまり、沈んでいる時の抜けている分が伸びる時に乗っている訳です。人間は歩く(走る)時、向きを変えるために横方向に姿勢を変える時、足の裏からふくらはぎ、膝、太腿にかかる力を分析し、バイクや車のサスペンションに当てはめれば自ずと理解が可能となります。

 沈む時にゆっくりと動けば、強い力がタイア表面に載りやすくなります。そして伸びる時は早く動けば強い力が載ります。

 しかしこれには問題も付きまとい、タイアのグリップはさせ易くなるものの、路面状況が悪ければタイアが滑り易くなり、操縦性も良いとは言えません。これは極力いかなる場面でもグリップさせ易く、しかしハンドリングや操作性を損なわない範囲でセットを詰めてゆかなければ、良い乗り物にはなり得ません。

 もっと説明がわかり易く楽しんでもらえるように内容と展開に編集の腕を磨こうと思います。