選ぶべきリアショックの種類とは?
オーリンズのカタログを題材に、どの様なリアショックを選ぶべきなのか?を考察します。
何が適切かは人によって違う
当然ですが個人の嗜好、車種、目的により何が最適かは変わりますので、ご自分に合うかどうかを判断ください。
価格で選ぶなら?
S46ER1などのバネと伸び減衰の調整が可能なモデルです。調整箇所が少ないのですが、価格は安めです。しかしリアショックの基本はスプリングレート、ダンパ自由長(長さ)、バネと減衰の比率で決まりますから、それらがしっかりしているのであれば、問題ありません。
少し性能を追い求める
上で紹介した、バネと伸び減衰の調整可能なモデルの次に何を選ぶのか?との問いには追加で車高調整が可能な品を選ぶべきだと考えます。末尾の品番にLが追加されるモデルです。このLとは車高調整が可能との意味です。スプリングと伸び減衰が調整できて車高まで変更できるのであれば、照準を絞った設定を作り出す事ができる様になります。
最適化を狙う
上記の調整機構があれば、普通はほぼ問題ありません。しかし、微細な調整を望むのであれば圧の減衰調整も付与したくなります。倒し込みのシットリ感や路面の凹凸を乗り越える際の突き上げを緩和できる様になります。品番にCの文字がつきます。
オーリンズであれば価格は10〜20万円超と幅広い設定です。同メーカーは一車種で複数の製品群を持つ訳ではなく、メーカーが最適と考えるダンパー形状しかないのは寂しいのですが、自分に合った品かどうかを考える際の参考にして頂ければ嬉しく思います。
当社は設定のないモデルでも、作り上げる事ができます。使えそうな形状を選び定価から10〜20万円程追加になりますので、総額は20〜40万円にもなりますが、相応の価値はあります。高いのですが興味のある方は是非連絡ください。
この内容は動画にするつもりなので、アップしたらリンクを貼りますので、どうぞご覧ください。