JP250のリアショックを仕立て直す

 今季もJP250のレースサポートを行います。

 今年はCBR25RR/MC51がマイナーチェンジを行うそうですが、車体がいつ届くかわからない現状は現行型で作業を進めてゆきます。

 一昨年までの2年間はキジマさんのKissレーシングにおいて、サスだけでなくエンジンマネジメントも関わっていました。今回は前後ショックのみを扱うことになりますが、手始めにリアショックを製作しました。

 走る予定が無く、リアショックは別の車両へと転用したため、新たに作り直しです。今回はたまたまベースとして丁度良い長さのダンパーがあり1日かけて形にし、実車に取り付けられましたので、その辺りの変更点とシム組に関して書き記そうと思います。

 レース向けに作りますので前後ショック共に車高は上がる方向の仕様となります。スプリングレートはHRCのリアショックが95Nmを基本としており、当社としても概ね95Nmを基本にコースに応じて90Nmと100Nmを用意していました。
 この仕様で筑波サーキットは5秒台に入っており、筑波選手権では当時のレコードタイムを獲得し、全日本でも上位を狙えるタイムであり悪くないと思います。

 しかし以前に良い結果を得られたからとは言え、それが最善ではなく時間がたちライダーが代わりタイアも替れば、セットも同じままとは言えません。以前のライダーはどちらかと言えばカッチリした感触を好んでいたので、普遍性は少ないと感じていました。今回はもう少し一般化した動きやすい減衰設定に変えてあります。
 これを基準とし、試験走行を重ねて減衰の値を詰めてゆこうと思います。バネや長さがある程度まとまっているのはかなり助かります。スプリングと車高が決まっていれば、次の焦点は減衰になってきますから、普通の人が容易に変更できないこの部分は最後の勝負を決めるには大いに有効です。

 コロナ騒ぎでレース予定もどうなるかはわかりませんが、情報収集も含め極力現場へ出向きティームとの意思の疎通を図ろうと思います。

 

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