ABSとDTCを体感
ABSとDTCを体感すべく、遊んでみました。
ABSはご存知のブレーキでロックさせないための機能です。DTCはBMWの「ダイナミック・トラクション・コントロール」だそうです。
ABSに関しては分かりやすく、とりあえず強くブレーキを掛ければ自ずと効いてきます。これに関して、自分で乗る車は必ず試して効き方や、挙動を確認しています。
DTCは簡単に言えば横滑り防止ともいえるのかも知れませんが、トラコンなので、ホイールスピンを抑制するのだと思います。速度を上げ、横Gが増すとABSが効いたような感触がリアタイアから感じ取れます。勘違いかと思いもう一度試しましたが、やはり同じ挙動が現れました。その感触はタイアが「タンッ、タンッ、タンッ」と跳ねるような形で現れます。
ABSも同様で、特に旋回中にブレーキペダルを踏むと、割と早期にフロントの外輪で確認できます。
バイクもリアなら怖くないので、試してみれば、ブレーキペダルに「タンッ、タンッ、タンッ」と反力が来るのを確認できます。
20年近く前の車両はABSがついていない車両がほとんどで、私は練習のためにフロントタイアをロックさせる練習を度々行いました。車両はゼルビス、CB400SF、ZX-9Rの他多数、モトクロッサーでも試し、土の路面でどうなるかも体感済です。
その経験からロックする前の「グニュー」や「ヌメー」とした感覚のもっと手前でABSは効くようです。構造、機構により制御の質も違い、何よりメーカーの設定もかなり違うのだと思いますが、スポーツ走行を前提としない普通のブレーキでは、そのような効かせ方が主流なのかも知れません。
911タイプ996はフロントダンパーの動きとブレーキ限界が良い感じに連動し、ABS作動直前の挙動が自然でした。現行の1000ccクラスや、BMWのMシリーズでABSの効きを確かめた事がないため、機会があれば試してレポートします。