BMW・M1000XRのローダウン”LGN”
上記車両のローダウンに関する問い合わせが数多く入るようになりました。そして早速依頼が入り測定する機会を得ましたので、紹介します。
過去に依頼のあったローダウンや改造依頼の件は「前後ショック 基本データ」という名称で各種データを採っております。例えば自由長(ショックの上下取り付けマウントの軸間)、スプリング関連にかんする詳細やストロークなどですが、その中でもLGNにとって最重要項目はスプリング関連とストロークです。
そしてストロークはレバー比と(リアホイールの垂直方向の動きと、ダンパーストロークの比率)直結しており、それに関しても可能な限り精密なデータを採ります。
BMWは細かい仕様変更を行うことも多く、しっかりと現物確認を行いました。弊社にデータのあるS1000XRと大きな違いはありませんでしたが、差異はあったのでS1000そのままという訳にはいかず、新たに図面を起こしました。
この際に役立ったのが最近じぶんで作ったLGNの自動計算ソフトです。必要な数値を入れるとLGNの硬めとなる数値が導き出せます。
これまでの計算機を叩く作業から解放され、勘違いも払しょくできる優れものです。これと期を同じくリアショックのリンクレバー比自動計算ソフトも作ったので、併せて使ってみました。
実はM1000XRの依頼は追加で2台分を受注済みです。今後は実車を用いて試乗した印象も含めブログと動画で報告いたします。