CB1300シリーズがファイナルへ―6/30受注終了決定。
CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOL D’ORが「ファイナルエディション」という名で生産を締めくくる――そんなニュースが届きました。
ホンダから正式にアナウンスされた受注期限は2025/06/30。この日を過ぎれば、ショールームで“新車のCB1300”に出会う機会はもう巡ってこないでしょう。
とりわけブレンボキャリパーと前後オーリンズを標準装備したSPファイナルには、メーカーの想定を超える注文が殺到していると聞きます。
画像はイメージです
その一方で、STDファイナルにもブラック×グレーという渋い新色とゴールドチェーンが与えられ、こちらも静かに人気を集めています。結局のところ「SPを買って仕上がりの良さを味わうか」「STDを選んで自分好みに追い込むか」という悩ましい二択が、最後のCB1300選びをいっそうドラマチックにしているのかもしれません。
私自身は過去の記事で、SPとSTDの乗り味を何度も比較してきました。比較記事はこちらをご覧ください。
追加四十万円の差額で得られるブレンボとオーリンズの完成度、そしてメーカーが丹念に煮詰めた減衰やマッピングを考えれば、コストパフォーマンスという観点ではSPに軍配が上がるのは事実です。けれども「もっと細部を詰めたい」「自分の体格や走り方に合わせて育てる過程を楽しみたい」という人にとっては、STDこそ自由度の高いキャンバスになります。
贅沢を言えば、SPをさらに突き詰めていくという“二段構え”だって悪くありません。大切なのは予算ではなく、自分がどんな物語をそのマシンに託したいか、という一点でしょう。
ここ最近、当店には乗り換えを視野に入れたショックセッティングの相談が一気に増えています。たとえば「SPを買ったうえでローダウンして足つきを良くしたい」「STDをベースにLATやLTDで車高とハンドリングを整えたい」――そんな声が相次いでいるのです。
LTDでシート高を三センチ落として街乗りの安心感を引き上げる方法もあれば、フロントをLGN、リアをLTDにして三十五ミリ下げつつコストを抑える手もあります。LTDは“ローダウンもできるハンドリングパーツ”という二面性を備えているため、足つきの改善と旋回フィールの両立を狙うなら有力な切り札になるでしょう。
いずれにしても、ファイナルエディションの新車を入手できるのは今回が最後になります。SPかSTDかで思案中の方は、足まわりの疑問を遠慮なくお聞かせください。質問だけでも構いません。フォーム、電話、LINE──いちばん手軽な方法でどうぞ。選ぶ前の相談も、選んだ後の味付けも、無料でお手伝いいたします。
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