CB400F、NC36

 ホンダのCB400F/NC36のリアショックをオーバーホールしました。 

 カシメ型のダンパーなので、作業工程が多く造り物もありますが手法にもかなり手慣れ、即日作業を終えました。

 ロッドに曲がりがあり修正しました。純正ロッドは主に費用の問題だと推測しますが、材質と仕上げの問題でとても柔らかいようです。母材も柔い上にメッキも薄く傷も入りやすいうえに曲がりやすいのです。硬ければすべてが解決するわけではありませんが、耐摩耗性の面では有利です。焼き入れ後のメッキで母材自体を硬くすれば薄いメッキでも問題は起こりづらくなります。当社のロッドSGSAはこの手法で、品質を高めています。

 オイルが白濁しているのは、雨が入りそのようになっています。ダンパーがツインチューブで正立のため、水の侵入が追いこりやすい形状だからです。

 しっかりしたメンテナンスで調子よく仕上がりました。これは中古車の仕上げだったようですが、購入されたお客様に楽しんでもらえると嬉しく思います。

 

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