GPZ900Rに乗る

 昨日は川崎からお越しいただいたお客様のGPZ900Rに試乗しました。

 ベースセットに悩み、良い乗り味を求めていらっしゃいました。そう申しましても「良い乗り味」とは人それぞれなので、私自身が良いと思える乗り味を試乗頂き、その方向性に納得してもらったうえで、更なる乗り味の変更を施しました。

 今年は自身のBT1100を題材にリアにFGのFFX31を使い、フロントには自社製カートリッジキットSGCFとFGのPressioneZeroを実際に乗って頂けるようにします。

 今年の当社のコンセプトは「乗り味をデザインする」です。デザインは見た目でだけでなく、乗り味という感覚性能と予算も含み、それらを10年楽しめる車両に仕上げるのが目的です。あるお客様の言葉で「仕上がった車両に乗りすぐには理解できなかったが、乗り込むほどになぜこの様に仕上げたのかがわかってきた」と。

 わかりやす即効性も大切ですが、10年以上たっても色あせない車両に仕上げることが、一番大切にしたい核になる部分です。それほど安い価格で出来る事ではありませんが、前後サスペンションのオーバーホールや、FG、SGCFなど前後セットで依頼頂いた場合には前記のコンセプトを基に車両を仕上げます。枝葉の理論ではなく、哲学から得た知見を基に模範を展開し、その上で細やかな理論を当てはめなければ、その場しのぎの物しかできないと思います。

 2月のバレンタインキャンペーンでも、このコンセプトに従った内容になっています。ぜひ試してください。

 

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