MT-07のオーリンズ

 本日、MT-07のオーリンズダンパーがオーバーホールを終えました。

 07用は初めて触りましたが、興味深い点がいくつもありました。ガス圧力とシム組(伸びと圧のバランス)です。かなり特殊に思いましたが、CBR250Rのドリームカップ専用オーリンズも同様の動きでした。乗ったことはありませんが、リアダンパーをなるべく沈めないようにして、コーナー入り口のダイレクト感を出すセットだと思います。

 ピストンは46mmですが、TTxが発売される前のモノチューブの最終形です。オイルシールもXリングからパッキン型へ変更されていました。そこで高さが喰われ、ガイドブッシュは最初期の15mmから10mmになっています。途中12mmもあったので、だんだん短くなってゆきます。パッキン型で多く見られるガイドブッシュが大気側にあるので、潤滑面でも不利になります。

 反面、パッキン型のオイルシールは旧来のXリングと比較して、締め代が多く取れるのでオイル漏れに強いのですが、抵抗は増える傾向にあります。

 

 20171021173428.JPG