NS50F(R)のクアンタムをオーバーホールしました。
4~5年前から依頼をいただくようになったお客様から、3年ぶりに依頼を頂きNS50F(R)のクアンタムをオーバーホールしました。
これまでにもクアンタムは何度も取り上げていますが、また訴状に上げましょう。
クアンタムは仕組み上、ダンパーオイルのエア抜きが難しく完成時の性能が設計通りに発揮されません。そこで当社ではジグを造りエア抜きを機械式とすることで、高性能を達成しています。
このお客様も3年ぶりの依頼となった理由が「フィーリングか良くて、現状を崩すのが怖く依頼できなかった」とのことでした。作業者としては冥利に尽きる最高の褒め言葉だと受け取っています。
そんなわけで今回のオーバーホールでがっかりさせないためにも、エア抜きには注力して作業を進めました。
各種ボルトの締付けはトルクレンチで管理しております。そうしないとシムの開き具合に変化がおこり動きが変わってしまうからです。
こうして組み立てを行い、エア抜きも無事に済ませすべての作業が完了しました。
エンドアイはこのお客様がご自身で開発された延長エンドアイです。発案者のお客様、加工業者さんとも話をして要望があれば受注生産も行いますので、延長を希望するかたは問い合わせ下さい。