NS50Rの【クアンタム】をオーバーホール

 何度も依頼を頂いている大塚様の紹介で、同じくNS50RにQuantumを使っている方から依頼が入りました。

 最後にO/H後に早速サーキットを走ったお客様からお言葉を頂きましたので、載せておきます。

 特別なこともなく作業を進めると、とんでもない物を発見。

 オイルシールのハマるホルダが不要な加工によって壊されて、オイルシールがそのままでは使えません。なぜこの様な自体になったのでしょうか?

 オイルシールの脱着が難しいから壊れた、くらいしか思いつきません。。ちょっと知恵を絞りその課題も克服しました。

 フリーピストンがハマるヘッドやシリンダー内部は、アルマイトの剥がれもないので再利用できました。この部品が傷むと交換するしか手段がないので、しっかりと確認を行います。

シムやピストンは一枚づつ、一つ一つ丁寧に洗浄を行います。

 この頃のクアンタムはセカンダリーピストンを使い、低圧ガスに重点を置いている時期の製品です。もっと新しいモデルになるとガス圧は一般的な10Bar(約10キロパスカル)になります。

最後に傷んだステッカーを新しいものに交換して完成です。

こちらは傷んだステッカー

新品へと交換。非売品ですがO/H(オーバーホール)を依頼いただいた方には、交換または付属しています。

お客様からのコメント

「お疲れ様です。
先週 クワンタムありがとうございました。
早速 昨日 使わせて貰いましたが全然 転ぶ気がしない凄く良いフィーリングで走れました。早めに仕上げて頂き助かりました。又  何かあったら宜しくお願いします。」

 ”Quantumでお困りの方は、相談いただければ対応いたしますので、ぜひ連絡してください。

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