NSR250の前後サスペンション
純正状態の試乗を終え、今月中にNSR250(MC18)の前後サスを改造します。
フロントはカートリッジ化なのですが、予算の関係からSPなどの純正流用ではなく、あまり物です。リアサスはFGを一品製作。
2ストロークはエンジンは低重心なのですが、チャンバーがエンジン下を通るのでそれほどエンジンを下に置けません。それ以前に、そんなに低くしてもピッチングしづらいメリットはありますが、逆に前後タイアに上手く荷重をかけられないデメリットもあるので、低重心だから良いわけではありません。
二つ目のポイントは4ストと違い、隣のコンロッドのビッグエンドを真横に置けないので、エンジン幅は4ストに比べるとV型でも並列なみに広くなり、やはりここでもバンク角やロール性を考え、エンジンはそれなりの高さを必要とします。
三つ目は、軽量な車体でV型エンジン(つまりクランクセンターが後方に在る)の場合、前後サスを硬めるとピッチングが小さくなり前後タイアへ荷重をかけられません。ですから、横置き直4とは違ったセットになります。
以前の経験も踏まえ、色々試してみます。写真は6~7年前にCB400SFのバージョンSをカートリッジ化したものと、現在のNSRです。レーサーのストリップ写真は、「RACERS21号」なのですが、80年代のNSRを触る参考になると考え、写真を眺めています。