レバー比の測定でわかったこと

 今日もリアサスペンションのレバー比を測定し、傾向を探っていました。

 年代でトレンドがあるようで、大きいレバー比で漸進率の少ないもの、その逆に小さいレバー比で漸進率の大きいもの。

 全て空車1Gでの状態を測定しました。モリワキのmotoGP車両やmoto2車両も測定し、ついでにキャスター角も測定。調べた中では、カワサキのmotoGPマシン初年度は、結構いびつな寸法だと思います。2007年は一般的な寸法に落ち着いていました。もちろん冒険は大切でしょうが、同時に「外せない枠」も存在していて、その枠の中で「どうのように組み合わせるのか」、それが重要なのでしょう。

 そこまで考えて「外せない枠」とは?と自問するのが常ですが、レースで言えば規則やタイアになるかと思います。最低重量、エンジン型式、ホイール巾などと経験(データ)で色々見えてくるはずです。