DMSダンパー

 以前ご依頼いただいた、車のダンパーでDMSと言うメーカーです。

 シールヘッド、フリーピストンなど簡素な作りを高度化すると、一台分で15万円は必要となりますが、一度作り直せばメンテナンス費用だけですみますし、写真で分かる通りガスがオイル室に入り込み、ダンパー性能を体感できるほどに悪化させます。ランエボのダンパーなのですが、これではレースで使い物になりません。

 DMSは代理店の取り扱いがなくなり、メンテナンスが出来ない状態らしいのですが、なかなか興味深い作りで、ロッド先端に伸び、圧の減衰調整が付いています。SHOWAのBPFのトップキャップを超小型化したような感じです。こういう発想には、敬意を抱きます。

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