情報の選択、吸い上げ

 毎日の帰り道は、車の動きを読み取る事に集中して運転しています。そのため車中は音楽や映像はなく、無音です。

 二輪、四輪を問わずに、運転する際に心掛けている点があります。一つ目は自分の運転技量、これがどの程度の水準にあり、操作が車の動きに与える影響に注意しています。

 二つ目は、乗り物の反応です。操作に対してどの様に動いたか。車を替え、同じ道を同じような操作で走った時の反応に、違いがあるかを分析します。

 例えば旋回中のピッチ、ロール、ヨーの出方を感じ取るわけですが、その時々でピッチを感じ取りたい、ロールを知りたい、ヨーはどうなっているのか?など同じ動きの中から欲しい情報を選択し、吸い上げます。しかし当たり前ですが、車はそれらの動きを単独で見せるわけではないので、取捨選択が必要です。

 その必要な物を選択し、他の情報を受け付けない能力は何処で培われたのか、昨晩はそこに意識が行きました。答えは音楽にありそうです。中学生の頃にギターを始め、最初は音楽が一体となって聴こえていました。それが、ギターだけを聴き分けられるようになり、そのうち、ドラム、ベース、ピアノと聴きたい楽器別に選ぶ事が可能となりました。この感覚を利用して、セッティングにおける必要な情報の選り分けを行っている気がしています。

 

 20189475948.JPG2018948130.JPG