ホイールアライメント測定、調整、楽しい。

 先日調整を行った911を昨日納車しました。

 アライメントのずれは後輪のトウが少し外れている程度でしたが、これを調整し乗ってみると、驚く程の変化がありました。

 駐車場を動かし始めるその瞬間にハンドルの軽さを体感し、有料道路に乗るまでの下道で軽快な動きを確認できました。しかし、これで速度を上げたら怖くなるのか?と疑問を頂きつつ上に乗り、少々速度を増して更に驚きました。ハンドルは軽いのに、直進安定性は抜群で怖さが全くありません。燃料もだいぶ減り、フロントリフトも強めの状況でこれです。

 高速道路の乗り降りで大きく回り込む際は、ハンドルの重さがしっかり感じ取れます。中立付近の軽快さと、切り込んでいった際にリニアに反力の立ち上がる、これが設計値だったのかと感じた次第です。

 帰路は渋滞でのろのろ走っていました。そこでも新たな発見があり、またまた感動しました。この車両はティプトロニックというATなのですが、停止状態からの発進がまるでマニュアルを上手にクラッチミートしながら発進するような感覚になります。通常のATモードだと大概2速発進です。そのせいで進みずらいため、MT感が出るのかと思い、あえて1速発進をしましたが、やはりMT感は健在です。ならばクリープ現象が無いために、これが演出できるのかと試せば、1速、2速問わずにクリープはありました。

 ここまで試して、やはりメーカーはMTの様な動きを出す、という明確な意図があると確信しました。

 こういった発見が毎日を楽しくします。

 

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