技術開発に成功

 カシメ型ダンパーの品質をより高める技術を開発しました。

 以前からどの様にして綺麗に仕上げるか思案しておりましたが、先日、安価な工具を発見しそれをカシメ専用に改良してみました。
 安価なだけあって、つくりは非常に簡素ではありますが、しかし、試験には十分でした。この辺りは社外秘としているので細かい内容は明かせまんせんが、簡単な専用駒を作りカシメを行ったところ、非常に良い仕上がりでした。丁度よく2セット分仕事が入っており、それら全ての作業をこなすうちに手際も良くなり、これまでの手法と同等程度の時間で作業を終えられる様になりました。

 大メーカーの様に大量生産も大掛かりな装置も用意できません。逆に超多品種超少量に対応できる体制は、当社の様な零細企業はうってつけです。今回の様に素早く専用工具を作り、品質と納期を早め、お客様に喜んで頂けると作業者として嬉しく思います。

 カシメ型は殆どのサスペンションショップで作業を受け付けないそうですが、当社はそれらの問題点を克服し、精度と品質を高めることができました。全てのダンパーに対し、左記の技術開発を常に心がけております。そのため価格は高くなる傾向にありますが、その価格に見合った価値を提供できると自負しております。
 もちろん当社にも問題はありまして、少人数ながら製品やサービス開発を行いながら、レースの現場でも技術開発を進める都合から納期が遅れる事もあり、その課題は常につきまとっています。技術に加え裏方業務においては効率を上げ生産性を高める努力を進めてゆきます。

 二輪、四輪問わずより高い価値を求める方は、是非その問題をお話し頂き一緒に解決して行きたいと思います。

 

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