ローダウンについて

 ここ数年、車高を下げ足つきを向上させるローダウンの要望を多く頂いています。

 今年は先日作業を行なったCBR650Rに関して、本日も問い合わせがありました。最近はローダウンに関する部品も増えていますが、リアはリンクロッドやエンドアイにスプリングシートなど、多くの部品が出回るようになりました。
 反面、フロントフォークは突き出しで対応するだけで、物足りないように思います。

 リアは30~50mm下げたとしても、フロントは突き出しで20mm下げるのがやっとです。それに、前後均等に下げないとシート高はそれほど下がりません。突き出しを増やしすぎるとフロントフェンダーとステムやブレーキラインとの干渉も気になります。

 そこで前後均等に下げ、シート高も大幅に下がる様にしました。下げ幅に応じてスプリングの縮めしろ(イニシャル、またはプリロードと呼ばれます)を適度に増して、短くなったストロークに対応します。

 さらに乗り味を追求する場合は、スプリングを交換し吸収力を高めながらも柔らかさを損なわない様に配慮します。こうなると価格もそれなりに高額となりますが、下げる前よりも上質な乗り味を作る事も可能になって来ます。

 数mmの下げ幅なら問題にならないスタンドも、その幅が大きくなるに連れ加工の対象となります。車両や要望次第で、センタースタンドも同時にローダウン仕様に加工します。BMWのR1200GS等やホンダVFR800は大幅に下げた際、同加工を施しました。
 BMWのGSシリーズはかなり大柄な車格で、下げたいという要望を多く頂きます。実はオフロードバイクはサスペンションのストロークが長い分、下げるにあたり制約はそれほど多くありません。もちろん、下げ幅が大きくなるとスプリング交換など多種の要件は増えますが、それは予算の問題だけで、大きな制約とは言えません。
 むしろGSシリーズは下げる事でロードバイクとしての性格が色濃くなり、オフロードへ行かない方には逆に扱い易くなる事もあります。

 最近のカワサキはフロントを低くし、リアを上げ過ぎる傾向にあります。昨年依頼のあったZ900RSやNinja1000もリアダンパーを10mm(それ以上でもお勧めします)短くすると、足付きも向上しますが乗り味も大きく向上します。

 ローダウンにより足付きを向上させながらなり味を損なわない、または向上させたい方は一度相談ください。どの部品メーカーにすれば良いのか?どうすれば効率的か?など質問があればメールでも電話でも気軽に問い合わせください。

 

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