ラリー用ショックの考察

 こんにちは。アルバイトの金岡です。

 今回は、私が考えるラリーに求められるサスペンションの要素についてお話しします。
 

 ラリーでは主としてグラベル、ターマック、スノーを走ります。

グラベルでは、砂利道を走る訳ですので、あまり硬すぎず、接地性を高めるためにストロークのあるサスペンションが求められます。

硬くないと言っても、日本車の純正ショックのようなただ柔らかいという感覚では車が暴れてしまい、車をコントロールすることが難しくなってしまいます。
 私個人のイメージとしては、圧を緩くして伸びを強めることで、衝撃を吸収したあと姿勢の急激な変化を抑えるという感覚です。

また、砂利道と言っても硬い砂利道やぬかるんだ砂利道など路面の質は多種多様ですので、ちょうど良いセッティングを見つけ出すことが重要になってきます。また、狙ったセッティング通りの動きをしてくれるサスペンションが必要です。

 

 ターマックでも、舗装路とは言え走る道が林道という特性上、路面のギャップ、アンジュレーション(路面のうねり)は一般に走る道路よりも激しいものとなります。そのため、基本的にはグラベルと同じ考え方ですが、ストロークが長く、柔らかいとロールが増え、応答性が低下するためストーロークを短くし、硬いサスペンションにします。

 私が今乗っているシビックは、リアのサスペンションストロークが短く、バンピーな路面だとリアが暴れるのがネックですが、これからテストや実践を重ねてより良い動きになるようにして行きたいと思います。

 

 

 2019101202633.jpg